dolaz’s diary

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AI VS. 教科書が読めない子どもたち

新井紀子氏の著書「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」を読んだ。

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○要約

・大学入試に臨んでいるAIは、数学や歴史の分野では特に正答率が高く、既にMARCH合格レベルに達しつつある。一方で、知識や背景を必要としない簡単な読解問題を解けない子供たちがいる。

・コンピューターは計算機であり、数学は論理・確率・統計しか表現出来ない。
 また、数学では日常世界の全てを汎用的には表現出来ない。
 その為、シンギュラリティは(当分)到来しない。

・既存の仕事がAIに代替されて職を失った人達が新たな雇用を得る為には、人間にしか出来ない仕事をする必要がある。しかしそういった仕事は読解力を必要とする為、読解力の低い人は新たな職に就けない(企業から必要とされない)可能性がある。

 

○感想

積み本としていたが、時間が出来たので読んだ。
ショッキングな内容であったが、国語(主に読解)・数学・経済を勉強することで備えられると感じた。